【町田市小山町】エラーコード993表示のノーリツ製の給湯暖房機GTH-C24〇〇SAW6Hの交換

ご依頼内容

今回のご依頼はエラーコード993が表示されてお湯が使えなくなったノーリツ製の給湯暖房機GTH-C24〇〇SAW6Hの交換です。〇〇の部分は給湯器本体に貼られている銘板が経年劣化で消えていて不明でした。既存の製品を言葉で言うと、“24号エコジョーズのオートタイプの2温度6ヘッダ”と言い換えることが出来ます。2温度とは高温配管と低温配管があることを表していて、高温は約80℃で主に浴室暖房乾燥機が付いていることが多く、低温は約60℃で主に床暖房に使われています。また6ヘッダとは低温配管の出発口が6個あることを表しています。6個か3個かのどちらかしかありません。床暖房がある箇所が1箇所のみであれば、ほとんどの場合3ヘッダで事足ります。今回のお宅は、床暖房用リモコンが1個でA面とB面の切り替えが出来る2面の床暖房でした。

ここでよくある・よく見る無駄なことを紹介します。3ヘッダで充分なのに6ヘッダが使われていたり、浴室暖房乾燥機しかなく床暖房がそもそも無いのに2温度の製品が設置されていたり、というお宅が散見されます。お客様が承知していて、であれば何の問題もありませんが、ほとんどの場合お客様は把握していません。施工・販売業者様によって“定価からナント〇〇%off”とか謳っている場合、2温度か1温度か、6ヘッダか3ヘッダか、オートかフルオートかで定価がそこそこ違うので注意が必要です。よくお客様が“素人なのでよく分からない”と仰いますが、自分の持ち物ですので多少知ろうとすることも重要です。“面倒くさいから多少多く支払ってもいい”という方は業者様へ丸投げでいいと思います。不親切な業者はそこにつけ込んできますので。
ちなみに今回表示されていたエラーコード993は“暖房燃焼異常(機器停止)”で対処方法は“サービス(メーカー)ご依頼ください”となっています。具体的には①給気・排気口やその通路の詰まりや閉塞②暖房側の熱交換器の詰まりなど、となっています。①の場合は給湯器本体の外観を確認したら分かることがあるかもしれません。給湯器本体の給気口や排気口を何か障害物で塞がれていないかを確認してください。②はメーカー対応が必要です。使用年数が短い場合のこのエラーコードはメーカー対応で解消することが多いかと思いますが、10年前後使用していて993が出た場合は症状が重い可能性が高いので、本体交換を早めに検討された方が賢明かと思います。
今回はご依頼頂いてから即日交換が出来なかったため、給湯専用器の仮付けにて数日凌いで頂きました。交換後の機種は既存と同じノーリツ製のGTH-C2461SAW3H、据置台D55-450、リモコンRC-J112Eでした。


担当者より
暖房機の据置台がメーカー在庫切れで結構日数が掛かりました。時期的なものであればいいのですが、もし今現状調子が悪い方は早めに手配されることをお勧めします。