【町田市忠生】エラー番号200が表示されたノーリツ製の給湯器GT-2023SAWからGT-2053SAWX-4への交換

ご依頼内容
今回のご依頼はマンションベランダ設置のノーリツ製の給湯器GT-2023SAWの交換です。お湯が全く出なくなったとのことでのご依頼。エラー番号が200と表示されていました。エラー内容は“給湯残火安全装置作動”で“再操作しても同じエラーが出る場合は修理を依頼してください”となっております。今回のお客様はコンセントの抜き差しをやってみたそうですが、何度やっても同じエラーが出たそうで使用年数も約18年経過していたので交換に踏み切ったそうです。交換機種は同じくノーリツ製のGT-2053SAWX-4で、オプションで配管カバーH38-K600とアルコーブ排気カバーL30を取り付けました。



現行機種と配管位置が若干違います。この若干の違いが作業時間を大きく左右します。今回は画像で緑色の配管が追い炊き管なのですが(白いビニールテープを巻いている方が戻り管)、樹脂管(ポリ管)だったのでスムーズでした。これが銅管だった場合は一度切断してロウ付けするかゆっくりゆっくり曲げる加工が必要です。ちなみに給水管と給湯管も位置が少しずれていて長さも違います。よくお客様に費用を抑えるために「そのまま使える所はそのまま使ってください」と言われることがありますが、GT-2023SAWからの交換は配管補修が必ず必要になってくるようです。


今回の交換でノーリツを選択したのは壁の固定の都合が一番の理由です。お見積りが現場調査無しのメールでのやり取りのみだったため、他メーカーでもいいものか、またはノーマルの壁掛けタイプも設置可能かの判断が画像のみでは難しかったため、GT-2023SAWの後継機種に当たるGT-2053SAWX-4を準備しました。選択としては正解で、終始スムーズに作業を進められました。これが他メーカーやノーマル壁掛けタイプにすると、給湯器本体の壁の固定位置が違うため穴の開け直しや塗装が塗られていない部分の露出が発生します。得てしてマンション等集合住宅においては既存機種の後継を選択するのが無難です。

今回のお宅はベランダ設置だったため選択肢としてエコジョーズに変更することも可能でした。ですが、“私の現場を回っていての感覚になってしまいますが、エコジョーズよりも従来型の方が長持ちしていることが多く見られます”というお話をさせて頂いたうえで、お客様は従来型を選択されました。誤解を招かないように補足させて頂きますが、【①(交換にかかる諸々の費用)+②(次回交換するまでのガス代)】で従来型かエコジョーズのどちらが得か、を考えますが、そもそも給湯器の対応年数(設計上の標準使用期間)が10年とされているので、当初の10年間で見た場合はエコジョーズがお得、と言えます(一人暮らしでお風呂をほとんど溜めない等は微妙)。これに①の差額がどれくらいかも踏まえて考えなければなりません。なので各ご家庭交換を検討される時は上記を一度計算してみるのもいいかもしれませんね。