【相模原市中央区横山】ノーリツ製排気カバーC123と配管カバーH68-K-450-Wを使用した給湯器GT-2027SAWXからGT-2060SAWX-1への交換

ご依頼内容
今回のご依頼は相模原市中央区横山にてノーリツ製の壁掛けタイプ給湯器GT-2027SAWXからGT-2060SAWX-1への交換です。設置場所が狭かったため排気カバーC123を使用し、既存品にも付いていたので新品にも取り付けたいとのお客様希望で配管カバーH-68-K-450-Wも取り付けています。

まず配管カバーの役割について。給湯器本体下部に取り付けられているもので、長さが450㎜や600㎜、650㎜、それ以上の1000㎜等々様々な現場に合うように存在します。一番の役割は読んで字の如く配管の保護です。何から保護するのかというと、雨風よりも紫外線からの保護に役立ちます。塩ビ管等の金属ではない樹脂の管は紫外線を浴び続けると硬化して割れることがあります。通常、給湯器の配管はむき出しになっているものではなく、保温材(スポンジ様)が巻かれています。その保温材を固定するためにキャンバステープというテープが巻かれています。配管カバーが無い場合、雨風日光でテープが劣化して剥がれ落ち、保温材がむき出しになり、それがまた劣化して剥がれ落ち、配管がむき出しになっていくという劣化の進行具合です。この流れから、どんな現場でも配管カバーは無いよりあった方が良いものです。今回の現場は隣家との距離がなかなかに近く、かつ日光はほぼ当たらない場所に設置されていたので配管カバーは不要な気もしましたが、お客様の強い希望で取り付けさせて頂きました。美観的には段違いに良いですね。

続いて排気カバー。排気カバーには“上方”と“側方”があります。上向きか横向きかってことです。今回は上方のC123を取り付けました。設置工事説明書には排気口前方に600㎜以上のクリアランスが必要です、みたいなことが書かれています。従来型給湯器の排気温度は約200℃程度と高温なため、排気口すぐの所に障害物があると焦げ跡が付いたり、激しく腐食したりします。下記画像は別の現場での排気による焦げです。

また排気は結構厄介で近隣トラブルになることも多々あります。今まで何ともなかったのに給湯器を交換して、しばらくの期間をあけて排気トラブル発生。原因は従来型からエコジョーズへの変更、ということもあります。前述のとおり従来型の排気温度は約200℃。比べてエコジョーズは約80℃程度(50℃ー80℃)と温度が低くなっています。高温の排気はドラフト現象といって、排気口から近い所で上昇しますが、エコジョーズのように排気温度が低いと前方に長い距離進んでしまうため、ある程度距離のある障害物にも腐食等の影響を与えてしまいます。従来型からエコジョーズへ変更された方は一度排気口付近を確認してみてください。




担当者より
作業スペースがまぁまぁ狭く時間が掛かりました。もう少し奥かもう少し手前だったらなぁ、とかよく現場で思いますが、思うだけ時間の無駄なのは分かっていますが、思っちゃいますよねぇ。なんやかんやで3時間。即日対応だったので喜んで頂けました。