【相模原市中央区相模原】パロマ製の給湯専用器WALLMAN(品番不明)からノーリツ製GQ-1639WS-1への交換

ご依頼内容
今回のご依頼は不動産管理会社様からのご依頼で、入居初日にお湯が出ないことが分かり大至急交換を、とのことで緊急での交換作業でした。既存品番は銘板の日焼けが激しく判別不能。スリム型の壁掛けタイプの給湯専用器です。マンションの築年数から約25年以上は使用しているものでした。他の部屋は既に交換済みの所が多く、現場のものは初めての交換になります。リモコンはRC-7606Mを取り付けました。西日が強烈なため配管カバーも交換、H33-K-450を使用しました。


相模原駅付近に今回のような物件が多く、賃貸と分譲が混在しているようで、特に賃貸用の物件(部屋)の給湯器は“古くなったから交換”ではなく“壊れるまで使う”スタイルがほとんどです。なのでタイミング的にどうしても緊急対応になってしまいます。オーナー様からすると不動産の運用や戦略的にもそうなってしまうのは致し方ないのかと。そこで困るのが管理会社様と入居者様。管理会社様は入居者様とオーナー様の仲介なのでトラブルが起こった時の窓口になる訳ですから今回のような事態はなかなか最悪です。実際、現場にお伺いすると入居者様のご家族がご立腹で、まずお怒りを収めて頂くことから始まりました。現状と交換の流れを説明させて頂き、なんとかご納得。こうなったら意地でも現場を完了させないといけません。“給湯専用の壁掛けだから、そんなに時間はかからないかな”と少し思っていたら、そんな時に限って古いものが待ってるんですね。



まずメーカーが違うので給湯器本体を吊るす位置が違うためビス穴の開け直しと前のビス穴を防水処理します。穴を開ける位置はテキトーではなく、掃き出し窓等の窓から300㎜離れていないといけません。吊るす位置が300㎜ではなく給湯器本体の排気口の端から300㎜です。どうしてもその条件をクリアできない場合は排気カバーを使用することもあります。次に給水管・給湯管・ガスホースを新しく交換し保温材も交換。給湯器本体を吊るす位置を決めるビス穴を開ける際に、各配管と電線が届くのか(特にガス)に注意して開けないと途中で“あ。”と気付いても遅い場合があります。とにかく、一番最初に一番最後の仕上がりをイメージして始めないと、もう一回やり直し、なんてことになりかねません。


最後に室内リモコンを交換し、動作確認して終了。既存のリモコンが現行より大きくクロスの後が出てしまわないように化粧プレート0701657をオプションで取り付けました。無事にお風呂に入れるようになって一安心。入居者様もご家族様も管理会社様も大変喜んで頂けました。よかったよかった。